ウォータージェット工法 入力方式と半機械方式

入力方式(ハンドガン方式など)

ノズルユニットを作業員が把持(場合によっては簡な易冶具に固定)し、移動させる方式でハンドガン方式(写真)とも呼ばれる。
人力方式の特徴として
・人力操作であることから複雑かつ選択的にノズJレの移動ができ、狭監部、複雑な面形状に対応できる。また、不要部位へのWJ噴射が避けられる。
?装置構浩がシンプルであり、故障が少ない。
?大型の作業装置を必要としないため段取り時間が短くてむす。
.噴射反力を作業員が受けることから流鼠、あるいは圧力が制限され高エネルギーでの作業が困難である。許容噴射反力については4-2-2項参照のこと。
・装置の把持、噴射反力、破砕片、噴射水の跳ね返りによる視界不良など作業員にかかる負
荷が大きく、一人の連続作業時間に限界があることから交代要員が必要となる。
?装置の操作には熟練を要し、作業員の技呈により出来高、施工品質が変動する場合がある

以上から人力方式は、狭陰部、複雑な面形状の施工、機械方式では避けられないデッドエリアの補助施工、ならびに部分的な補正作業に適している。

機械方式

機械方式と人力方式の中間に位闇し、ノズルユニットの重さと反力を軽減するために手押し車などに搭載、あるいはノズルユニットを吸引力利用にて対象物に密着させ、移動は人力による方式である。

一例を写真に示す。
半機械方式の特徴として
・人力方式に比べ、噴射角度、スタンドオフ距離を一定に保つごとが出来る。
・人力方式に比べ、高エネルギー(高噴射反力)での作業が可能である。
・人力方式に比べ、作業員に与える負荷は少ない。
・人力方式に比べ、旋回径の大きなノズJレユニットの使用が可能である。
? 装置構造がシンプルであり、故障が少ない。
? 作業効率などは機械方式と、人力方式の中間と考えられる。

以上から半機械方式は、比較的平坦な面の塗膜除去処理、洗浄処理などに滴している。