超高圧水ウォータージェット工法で出来ること

ウォータージェットとは文字通り、水をジェット噴射させたものです。
この噴射威力・水圧によって生まれる「超高圧水」の力を利用し、主としてコンクリートをキレイに削り取る(はつる)ために開発された施工方法を総じて「ウォータージェット工法」と呼んでおり、はつりの他に表面加工、配管内洗浄、鉄筋ごと切断するなど様々な用途があり、近年より全国各地で活躍しています。 
 
コンクリートはつり関連の工事現場において、コンクリート改修工事の第一段階である「劣化したコンクリートを破壊・除去する」工程においてウォータージェット工法が活躍しており、狭い現場ではハンドガンを使用した手動ウォータージェットを、大規模な現場ではリモコンによる遠隔操作で作業を行う半自動ウォータージェットを、と現場状況に合わせた使い分けが可能となっています。コンクリート表面加工や、鉄筋ごと切断する施工に関しても同様のことが言えます。
その他の主な使用方法としては配管内洗浄が挙げられ、これはゴミや油カスなどで詰まってしまった管の内部をウォータージェットで洗浄する工法で、管の内部を外枠に沿って回転させながら進んでいく特許工法(日進工業による特許)により、(第1工程)ムラなく洗浄、そして(第2工程)管内に落とした廃棄物の掻き出し、といった一連の作業が可能です。
 
また日進工業ではさらに施工後(第3工程)カメラによる内部確認まで行っております。現場を知り尽くした者が研究開発から制作・施工まで手掛けることによって、このような総合的なサービスの展開を実現しています。

ウォータージェットの主な特徴

 
ウォータージェットは、大きく分けて5つの特徴があります。この特徴を生かしてコンクリート構造物の工事や洗浄など、様々な場面で使用されております。

1.無振動

打撃しない為、既存の構造物に振動が無く、マイクロクラックの発生がありません。

2.低騒音

ウォータージェットは従来の“ピックアップハンマー”や“ハンドブレーカー”などの工法に比べ、大幅に低減します。

3.範囲拡大

これまで手の届かなかった部位にも、冶具の選定次第で可能になります。

4.工期短縮

構造物の脆弱部除去と、表面下地処理を同時に行うことが出来ます。

5.環境保護

ウォータージェット水を回収しながらの作業で、濁水処理装置により水質汚濁防止法に基づき基準値以下に浄化し排水します。